自費診療について

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自費治療とは

歯科診療には、「保険診療」と「自費診療」の2種類があります。
保険治療は、保険での治療が求められている範囲が限定されているという事ですから、「悪いところを直すための最低限の治療」に限られています。
患者様が希望されている「よりよい結果」「より快適な治療」が保険診療ではお応えできない場合に用いるのが自費治療です。
もちろん、それぞれに特徴があるため、ご自身に合った治療法を選ぶ事が大切です。

保険診療との比較

日本の保険治療では、虫歯治療がメインなので機能回復を目的としています。
その為、美しさや使用感にこだわるためには保険診療では使用できない素材や作成方法が適している場合があります。

保険治療 自費治療
見た目の美しさ 見た目が不自然になる事がある より自然な見た目に保つ事ができる
機能性 銀歯は天然歯よりも硬く、噛み合う歯を傷つける事がある 天然歯に近い硬さの素材を選ぶ事ができる
耐久年数 金属製の詰め物・被せ物の平均使用年数は5年から7年。それ以上の使用は衛生上の観点から好ましくない 8年から10年、ケアを怠らなければ20年近く使用する事ができる
健康面 金属アレルギーの可能性がある。ケアを怠ると再発のリスクが高まる。 金属を使用しないメタルフリー治療であれば、金属アレルギーの心配はない。
費用 比較的安価 比較的高価

自費治療が選ばれる理由

治療を行った際に支払う金額は保険診療の方が安価ですので、自費診療をためらわれる方も多いかもしれません。
しかし、自費治療で使用する素材は保険診療で使用する素材よりも耐久性に優れ、高精度で作る事ができるので、
・病気の再発リスクを減らす事ができる
・長期間使用できる
というメリットがあります。単発的な視点で見たときには高額だと感じても、その後の再発やケアの頻度を考えると、長い目で見たときには結果的に医療費の軽減に繋がる事があるのです。
また、健康面でメリットはもちろんのこと、「自然な見た目」を実現できるのも自費治療のメリットと言えるでしょう。

メタルフリーについて

保険治療で用いる事ができる歯科素材には制限があり、虫歯治療においては殆どのケースで金属が用いられます。
保険診療の場合は安価に治療を受ける事が出来ますが、多くのデメリットが報告されているのも事実です。では、一体どんなデメリットがあるのでしょうか。

金属アレルギー

金属を使用する上で最も懸念されるのは金属アレルギーを引き起こす可能性があるということです。歯に詰めたりかぶせたりした金属は時間が経つとお口の中でイオン化して溶け出し、体内に入った金属イオンに対して免疫反応が起こるとアレルギー症状が現れる事があるのです。

歯茎の黒ずみ

金属は天然歯よりも硬い素材である為、丈夫であるというメリットもありますが、逆に噛み合わせの歯を傷つけることもあります。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

金属には汚れがつきやすいので、虫歯治療した部分やその周りが歯周病や虫歯にかかるリスクが増えるのです。そうならないように念入りにお口のケアをしなければなりません。

見た目の満足度は

肉体的なリスクだけではなく、銀歯は白い歯の中で目立ってしまいます。それが気になって笑顔をためらってしまう、コンプレックスに感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

当院ではさまざなリスクを考えて、メタルフリー治療をお勧めしています。

医療費控除について

医療費控除とは、家族が一年間に支払った医療費・薬局で支払った薬代などの合計が10万円を越えた場合、確定申告によって一年間に掛かった医療費の一部が所得税から還付される制度のことです。

医療費控除の計算方法

医療費控除額(※1)=支払った医療費の合計-保険金などの補填される金額-10万円(※2)

(※1)医療費控除額の上限は200万円です
(※2)年間所得の合計が200万円未満の場合は総所得金額の5%です