インビザライン治療がやり直しになるケースとは?原因や対策を解説

茨城県取手市のJR常磐線取手駅に直結、茨城県取手市中央町の歯医者「取手iセンター」のオフィシャルブログ一覧です。インプラント治療や矯正歯科、審美歯科など歯科に関する情報だけでなく、日常のさまざまな発見や皆さまにお知らせしたいことを発信していきますので、ぜひご覧ください。

インビザライン治療がやり直しになるケースとは?原因や対策を解説

こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」です。

  • インビザライン治療がやり直しになるケースとは?原因や対策を解説

インビザライン治療をはじめとする矯正治療では、長い治療期間や高額な費用がかかるというイメージをおもちの方もいるのではないでしょうか。せっかく治療をしてもやり直しの可能性があると、検討中の方は不安になるでしょう。

 

そこで今回は、インビザライン治療がやり直しになるケースについて詳しく解説します。この記事を読めば、インビザライン治療がやり直しになる4つのケースと原因、やり直しにならないための対策がわかります。また、やり直しにかかる費用についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

インビザライン治療がやり直しになるケースとは?

 

基本的には、インビザライン治療がやり直しになることはほとんどありません。治療を開始する前には、患者さん一人ひとりの歯並びや噛み合わせに応じてしっかりとシミュレーションを行い、治療方針を立てていくためです。

 

しかし、稀に治療のやり直しが必要になることもあります。ここでは、インビザラインの概要と、治療がやり直しになる4つのケースについて解説します。

 

インビザラインとは

 

インビザラインは、マウスピース矯正の一つです。アメリカで開発され、1999年の発売以降、世界中で多く使用されています。

 

インビザライン治療では透明のマウスピースを用いるため、ワイヤー矯正と比べると目立ちにくく、審美性に優れているのが特徴です。また、痛みや違和感が少なく、取り外しが可能で清潔に保ちやすいのもメリットだといえるでしょう。

 

一方で、マウスピースを1日20〜22時間以上装着することが推奨されており、装着時間を守らないと十分に効果が得られない可能性があります。ある程度の自己管理が必要にはなりますが、通院頻度が少なく食事制限もないなど、多くのメリットもある治療法です。

 

インビザライン治療がやり直しになる4つのケースと原因

 

インビザライン治療がやり直しになるケースは、主に以下の4つが挙げられます。

  • 計画どおりに歯が動いていない

  • 矯正治療中に後戻りした

  • 矯正終了後に後戻りした

  • 矯正治療中に虫歯や歯周病になった

それぞれ解説します。

 
計画どおりに歯が動いていない

 

インビザライン治療を始める前には、歯型を取ってシミュレーションを行います。

 

しかし、治療をしていくなかで、当初の計画どおりに歯が動かないこともあるのです。原因としては、マウスピースが歯にフィットしていない、きちんと装着できていないなどが挙げられます。計画どおりに歯が動かないと、治療がやり直しになるのです。

 

矯正治療中に後戻りした

 

矯正治療中に後戻りした場合も、治療のやり直しにつながります。後戻りとは、歯並びが元に戻ることです。原因としては、何らかの理由によってマウスピースの装着時間が守られないことが挙げられます。

インビザラインは、1日20〜22時間以上の装着時間を守る必要があります。治療中の後戻りを防ぐためにも、装着時間はきちんと守りましょう。

 

矯正終了後に後戻りした

 

矯正治療の終了後にも、後戻りの可能性があります。原因としては、リテーナーと呼ばれる後戻り防止のマウスピースをきちんと装着していないことが挙げられます。

 

矯正治療の直後は、歯並びや噛み合わせが整っているように見えても、まだまだ不安定な状態です。そのため、後戻りを防ぐ目的で保定期間を設ける必要があります。矯正治療では、この保定期間も含めて考えることが大切です。

 

矯正治療中に虫歯や歯周病になった

 

マウスピースは取り外しが可能で清潔に保ちやすいですが、ケアが不十分だと虫歯や歯周病を引き起こす恐れがあります。場合によっては矯正治療を中断せざるを得ない状況になることや、虫歯の治療によって歯の形が変わることもあるでしょう。すると、当初の計画どおりに進めるのが難しくなり、治療がやり直しになるのです。

 

インビザライン治療のやり直しの費用

  • インビザライン治療がやり直しになるケースとは?原因や対策を解説

矯正治療では、基本的に保険は適用されません。そのため、インビザライン治療がやり直しになった場合、費用は自己負担になるのか気になる方も多いでしょう。後戻りによる治療のやり直しでかかる費用は、後戻りの程度によって異なりますが、250,000円程度といわれています。

 

ただし、重度の場合には500,000円程度かかる可能性もあります。気になる方は、歯科医院に問い合わせましょう。

 

また、インビザライン治療のやり直しは、条件によっては無料になるケースもあります。以下に詳しく解説します。

 

保証期間があれば無料の可能性がある

 

歯科医院によっては、インビザライン治療の保証期間を設けているところもあります。

 

ただし、すべての症例で適用されるわけではありません。マウスピースの装着時間が足りないなど、自己管理ができていないケースでは追加料金がかかることも考えられます。条件は歯科医院によって異なるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

 

他院でのやり直しも有料になる

 

かかりつけの歯科医院に保証期間がない場合だけでなく、他院でやり直す場合にも全額自己負担となります。他院では、診断やシミュレーションの段階からすべて治療をやり直す必要があるためです。別の歯科医院でのやり直しを検討する場合には、費用の面もよく把握しておきましょう。

 

インビザライン治療がやり直しにならないためには

 

インビザライン治療がやり直しにならないためには、どのような対策をすればいいのでしょうか。

 

気をつけるべき点は、以下の4つです。

  • マウスピースをきちんと装着する

  • マウスピースの交換時期を守る

  • 矯正終了後はリテーナーを装着する

  • マウスピースを破損・紛失した場合は速やかに対処する

それぞれ解説します。

 

マウスピースをきちんと装着する

 

インビザライン治療では、マウスピースを装着して少しずつ歯を動かします。そのため、装着時間が守られないと、計画どおりに治療が進みません。食事や歯磨きのときに取り外せるのはインビザラインのメリットではありますが、装着するのを忘れて過ごすと後戻りの原因となります。

 

マウスピースを取り外している時間が長くなるとマウスピースが合わなくなる可能性があるため、必ず装着時間を守りましょう。

 

マウスピースの交換時期を守る

 

インビザライン治療では、1日の装着時間だけでなく、次の段階のマウスピースへの交換時期も厳密に決まっています。交換時期を守らないと当初の計画どおりに歯が動かないため、忘れずに交換しましょう。

 

また、早く治療を進めたいからといって、交換のペースを早めてはいけません。正しい位置へと歯を動かしていくためにも、歯科医師の指示に従って交換することが大切です。

 

矯正終了後はリテーナーを装着する

 

矯正終了後の保定期間では、後戻りを防ぐためにリテーナーという専用の装置を装着します。治療で整った歯並びを維持するためには、きちんと保定期間を設けることが重要です。

 

特に矯正が終わった直後は歯が動きやすいため、保定期間中も自己管理を徹底し、後戻りを防ぎましょう。

 

マウスピースを破損・紛失した場合は速やかに対処する

 

インビザライン治療中に考えられるトラブルとして、マウスピースの破損や紛失が挙げられます。

 

マウスピースを破損・紛失した場合には、速やかに歯科医院に連絡をして指示を仰ぎましょう。状況によって1つ前の段階のマウスピースに戻す、次の段階にマウスピースに進むといった指示をされることが考えられるためです。

 

マウスピースの装着時間が足りないと、後戻りの可能性が高くなります。破損・紛失をした際には自己判断で放置せず、速やかに対処しましょう。

 

まとめ

  • インビザライン治療がやり直しになるケースとは?原因や対策を解説

今回は、インビザライン治療がやり直しになるケースについて解説しました。

 

計画どおりに歯が動いていない・矯正治療中に後戻りした・矯正終了後に後戻りした・矯正治療中に虫歯や歯周病になったという4つのパターンが主に考えられます。インビザライン治療がやり直しになることはほとんどないとされていますが、そのためには自己管理が重要だといえます。

 

治療中も治療後も、後戻りをしないようにマウスピースやリテーナーをきちんと装着しましょう。また、治療を始める前には、保証期間の有無や条件などを確認しておくと安心です。

 

インビザライン治療を検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。