マウスピース矯正の治療期間と、スムーズに進めるためのポイント!
こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One’s歯科クリニック」です。
マウスピース矯正は、審美性を保ちながら歯並びを整えることが可能なので人気を集めています。なかには、どのくらいの期間で終わるのかという疑問を持つ方も少なくないでしょう。
治療期間は症例によって異なりますが、平均的な目安や治療をスムーズに進めるコツを知っておくことで、安心して治療に臨めます。
本記事では、マウスピース矯正の期間の目安や、治療を計画通りに進めるためのポイントをわかりやすく解説いたします。マウスピース矯正に興味のある方はぜひ、参考にしてみてください。
マウスピース矯正の治療期間

矯正の治療期間は、患者さま一人ひとりの歯並びの状態や治療内容によって大きく異なります。一般的には、軽度の歯並びの乱れであれば部分矯正で6か月〜1年ほど、複雑なケースでは全体矯正で1年半〜2年以上かかることも少なくありません。
ただし、計画通りに進めるためには患者さま自身の協力が不可欠です。1日20時間以上の装置の装着が必要とされており、外している時間が長くなると、予定よりも治療が長引く可能性があります。
また、治療がスタートする前にマウスピースを精密に設計・作成する工程があるため、初回の診断から実際の治療開始までに数週間を要するケースもあります。これらの準備期間も含めて、全体のスケジュールを立てるようにしましょう。
加えて、歯の移動に合わせて調整や再スキャンが必要になる場合もあるため、期間が前後することがあります。定期的な通院と適切なセルフケアを欠かさないことが、スムーズな進行につながります。
マウスピース矯正は自由度の高い治療法ですが、自己管理が成果に直結します。矯正期間を短縮するためには、決められたルールをしっかり守ることがポイントになるでしょう。
マウスピース矯正の治療期間が長くなるケース
マウスピース矯正は、目立ちにくいため検討される方が多い治療法です。
しかし、なかには治療の進行がスムーズにいかず、当初の見込みよりも期間が長引くケースも存在します。以下に、マウスピース矯正の治療期間が延びる主な要因について詳しく解説します。
歯科医の指示通りの装着時間を守れていない
マウスピース矯正で最も重要なのが1日20時間以上の装着です。マウスピース矯正で矯正力を安定的にかけ続けるためには必要不可欠な条件であり、このルールを守らなければ、歯の移動は予定よりも遅れます。
例えば、食事や歯磨きのあとに装着を忘れる、仕事や学校の都合で長時間外すといった日常的な付け忘れが積み重なると、治療がスムーズに進みません。数週間から数か月単位で治療の遅延を引き起こすこともあるでしょう。
難易度の高い歯並び・咬み合わせ
マウスピース矯正は、軽度から中程度の歯列不正に対応可能な治療法です。歯のねじれが強いケースや、上下の咬み合わせに大きなずれがあるような症例では、想定通りに歯が動かない場合があります。
治療計画どおり動かない場合は、途中で追加のマウスピースが必要となったり、ワイヤー矯正への切り替えが検討されることも少なくありません。結果として、治療期間が長期化するリスクが高まります。
マウスピースの使用方法を誤っている
マウスピース矯正は、あらかじめ作製されたマウスピースを順番通りに装着していくことで、徐々に歯並びを整える仕組みです。指示された順番を守らなかったり、装着時間が不足したまま次のマウスピースに進むと、歯の動きが計画から外れます。
マウスピースががしっかりとはまらない・浮きが出るといったサインを見逃さず、異常を感じたらすぐに歯科医院に相談することが大切です。
定期的な通院やチェックができていない
マウスピース矯正は、基本的に2〜3か月に1度の定期通院で治療経過をチェックし、新しいマウスピースの受け取りや微調整をおこないます。そのため、通院が滞ると治療計画がズレるだけでなく、必要なタイミングでの修正ができません。
その結果、矯正期間が延びます。引っ越しや出張などで通院の間隔が空くと、計画の見直しが必要になるケースもあります。通院間隔が空く場合は、事前に相談するようにしましょう。
歯の動きが悪い
矯正治療は個人差が大きい治療です。骨の密度や歯の動きやすさ、年齢などによって、同じ計画でも進行具合は人それぞれ異なります。大人の矯正は、成長期の子どもと比べて骨の代謝が遅いため歯の移動速度が遅くなる傾向があるでしょう。
最初のシミュレーション通りに進まないこともあり、途中で期間の延長を提案されるケースも珍しくありません。
マウスピース矯正をスムーズに進めるためのポイント

マウスピース矯正の効果を最大限に引き出すためには、患者さま自身の協力が不可欠です。ここでは、治療期間を延ばすことなく、予定通りに矯正を進めるためのポイントを詳しく紹介します。
装着時間をしっかり守る
マウスピース矯正の基本は1日20時間以上のマウスピースの装着です。装着時間を守らないと、歯が計画通りに動かず結果として治療が長引きます。外出時や忙しい日でも、なるべく装着時間を確保する意識を持ちましょう。
特に、食後にそのまま装着を忘れる方が多いため注意が必要です。
毎日のセルフケアを徹底する
マウスピースを清潔に保つことは、矯正中の口腔内トラブルを防ぐためにも重要です。細菌の繁殖を抑えるために、毎日のブラッシングはもちろん、マウスピース自体の洗浄も丁寧におこないましょう。
注意点として、マウスピースは熱に弱いため熱湯での洗浄は避け、中性洗剤や専用の洗浄剤を使って洗います。衛生的に保つことで、虫歯や歯周病のリスクも減り、結果的に治療の中断を避けられるでしょう。
指示通りにマウスピースを交換する
歯科医師から指定されたスケジュール通りに、マウスピースを交換することも非常に重要です。自己判断で早く交換したり遅らせたりすると、歯の移動にズレが生じて治療の進行に悪影響を与えます。
装着中に浮きを感じた際は、無理に装着を続けるのではなく、すぐに担当医へ相談するようにしましょう。治療の質を保つためには、微細な違和感に気を配ることが大切です。
定期的な通院を欠かさない
マウスピース矯正では、2〜3か月ごとの通院で治療の進捗を確認し、必要に応じて調整をおこないます。通院をおこたると歯の移動に問題があっても見逃されて、治療計画の見直しが遅れる原因になるでしょう。
仕事や学業の都合でどうしても来院が難しい場合は、早めに医院に相談してスケジュールを調整することが大切です。
チューイーの活用でフィット感を高める
アライナーが歯にしっかりとフィットしていないと十分な矯正力がかからず、予定通りに歯が動きません。歯にしっかりとマウスピースがフィットしているか不安がある方は、チューイーと呼ばれる装置を使用します。
マウスピース装着後にチューイーを数分間噛むことで、マウスピースが歯列にぴったり密着し歯の動きが安定します。新しいアライナーに替えた直後などは、積極的に使用するとよいでしょう。
生活習慣の見直しもポイント
矯正治療は日常生活と密接に関係しています。頻繁な間食やだらだらとした飲食習慣は、マウスピースの装着時間を少なくする原因になります。できるだけ食事の時間をまとめ、効率よく装着時間を確保できるよう心がけましょう。
また、飲み物にも注意が必要です。糖分を含む飲料は虫歯の原因になりやすいため、水か無糖のお茶に留めておいてください。
まとめ

マウスピース矯正の治療期間は、軽度な症例であれば半年ほど、複雑なケースでは1年半以上かかることもあります。計画通りに進めるには、装着時間を守ることや定期的な通院を守ることが大切です。
また、生活習慣やセルフケアの意識も、治療スピードに大きく影響します。マウスピース矯正の治療期間には個人差があるため、気になる方はカウンセリングを受けて目安を教えてもらいましょう。
マウスピース矯正を検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One’s歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、気軽に通える歯医者を目指して虫歯・歯周病治療や小児歯科、ホワイトニング、入れ歯治療、インプラントなどを行っています。ホームページはこちら、WEB診療予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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