矯正中の痛みが現れるタイミングは?和らげるためのポイントも
こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One’s歯科クリニック」です。

歯並びや噛み合わせの改善を目指して矯正治療を始める方は年々増加していますが、それと同時に多くの方が不安に感じるのが矯正中の痛みです。矯正は見た目の変化だけでなく、歯や骨に力を加える治療であるため、一定の痛みが伴うことがあります。
しかし、その痛みには個人差があり、またどのタイミングでどのような痛みが出るのかを事前に知っておくことで、心理的な負担を軽減することができます。
今回は、矯正治療で歯が動く仕組みから、痛みが現れるタイミング、対処法まで詳しく解説します。矯正治療を検討されている方や矯正中の痛みにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
矯正治療で歯を動かす仕組み

歯は歯槽骨(しそうこつ)という骨にしっかりと支えられていますが、その周囲には歯根膜(しこんまく)というやわらかい組織があります。矯正治療では、この歯根膜に持続的な力を加えることで、骨が徐々に吸収されたり再生されたりしながら歯が移動していきます。
たとえば、ブラケットやワイヤー、マウスピースなどの矯正装置を用いて歯に一定方向の圧力を加えると、その力に応じて骨が再構築され、歯が少しずつ動いていくのです。このプロセスは非常にゆっくりと進むもので、数ヶ月から数年単位の時間が必要です。
また、このような骨の変化には体の自然な治癒力が関わっており、歯が動く際には炎症反応が起こることがあります。そのため、歯が動く過程で痛みや違和感が生じるのは、ある意味で自然な反応といえるでしょう。
矯正中に痛みが現れる主なタイミング

矯正治療の痛みは常に続くわけではなく、特定のタイミングで現れることがほとんどです。
矯正装置を装着した直後
初めて矯正装置を装着したとき、多くの人が締めつけられるような感覚や、じんわりとした痛みを感じます。これは、歯に初めて力がかかることで、歯の根元やその周囲の組織が刺激を受けるためです。
装置をつけた当日は違和感が中心ですが、翌日から数日間は歯が浮いたような感覚になり、食べ物を噛むとズキンとした痛みを感じることがあります。この痛みは数日で徐々に和らいでいくのが一般的です。
矯正装置を調整した直後
矯正治療中は定期的に装置の調整が行われます。ワイヤーの張力を強めたり、新しい装置に交換したりすることで、歯に新たな方向への力が加わります。
このときも痛みが生じやすく、特に調整当日から2日ほどは痛みを感じることが多いです。これは調整によって歯が新たに動き始めるサインであり、歯根膜が刺激を受けて炎症を起こしている証拠です。
ただし、痛みの強さは人によって異なり、ほとんど気にならないという人もいれば、食事を避けたくなるほどの人もいます。
歯が動いている最中
矯正治療で歯が実際に動いている間も、軽い痛みや重だるさを感じることがあります。
これは、歯を支える組織が少しずつ変化している証拠で、特に歯の移動量が多いときや動かすスピードが速い場合に感じやすくなります。ズーンと響くような痛みや、歯が押されるような感覚が特徴です。痛みはずっと続くわけではなく、数日間で落ち着いてくるのが一般的です。
食べ物を噛んだとき
普段はあまり気にならないのに、食べ物を噛んだときだけキーンとするような鋭い痛みを感じることがあります。特に硬いものなどを噛んだときに、矯正中の歯が刺激を受けやすくなっているためです。また、前歯など敏感な部分は軽い力でも痛みやすい傾向にあります。
無理せず、やわらかい食材を中心に選ぶことが痛みを軽減するポイントです。
装置が口腔内の粘膜に当たっているとき
矯正装置の金属部分やワイヤーの先端が、口の中の粘膜に当たることで、痛みを感じることがあります。特に頬の内側や唇の裏側、舌の側面などはデリケートな部分であり、装置に擦れたり引っかかったりすると、違和感やヒリヒリとした痛みが出ることがあります。
装置を装着したばかりの時期や、調整後にワイヤーの位置が変わった直後などに起こりやすく、口内炎の原因になることも少なくありません。こうした粘膜への接触による痛みは、歯の移動とは別の種類の不快感として感じられます。
矯正中に痛みがあるときに歯科医院で診てもらうべきケース

矯正治療中の痛みの多くは、一時的なもので自然におさまることがほとんどです。
しかし、なかには歯科医院で診てもらったほうがよいケースもあります。まず、痛みが一週間以上続いている場合は注意が必要です。矯正の痛みは通常数日で落ち着くため、長引く場合は装置に不具合があったり、歯に過剰な力がかかっていたりする可能性があります。
また、日に日に痛みが強くなっているときも、自然な反応とはいいにくいため、早めに相談しましょう。
さらに、歯ぐきが腫れていたり、出血や膿が出ていたりする場合は、細菌感染や炎症が進行しているサインかもしれません。そのままにしておくと、矯正治療だけでなく歯ぐきや歯の健康にも悪影響が出るおそれがあります。
装置の一部が外れて粘膜に刺さっている、ワイヤーが頬や舌を傷つけているなど、装置が原因で強い不快感や傷ができている場合も、我慢せず歯科医院に連絡しましょう。
矯正中の痛みを和らげるためのポイント

矯正中に感じる痛みは、ちょっとした工夫やセルフケアによって、軽くすることができます。ここでは、日常生活のなかで実践しやすい方法をいくつかご紹介します。
やわらかいものを食べる
歯が痛むときは、無理に噛もうとせず、やわらかくて歯に負担の少ない食べ物を選ぶようにしましょう。おかゆやうどん、煮込んだ野菜、豆腐などは噛む力をあまり必要とせず、痛みを感じにくくなります。
特に装置をつけたばかりの時期や、調整後の数日間は、歯が敏感になっているため注意が必要です。刺激の強い食品や硬い食べ物は避け、口当たりの良いメニューを選ぶと、食事もストレスなく楽しめます。
鎮痛剤を服用する
どうしても痛みがつらいときは、薬局などで購入できる痛み止めを使用するのもひとつの方法です。特に、炎症を抑える成分が含まれたタイプの鎮痛薬は、矯正による歯や歯ぐきの痛みをやわらげるのに役立ちます。
服用するときは、必ず説明書をよく読み、決められた量や回数を守るようにしましょう。また、市販の鎮痛剤のなかには、歯の動きを妨げる成分が含まれているものもあるため、事前に歯科医師や薬剤師に相談すると安心です。
冷やす
痛みがあるときには、冷たいもので冷やすことで一時的に感覚が和らぎ、楽になることがあります。冷たい飲み物をゆっくり口に含んだり、頬の外側から保冷剤や冷たいタオルをあてたりするのも効果的です。
ただし、直接氷を歯にあてるのは刺激が強すぎるため避けましょう。冷やしすぎには注意が必要ですが、炎症が起きていると感じるときには冷却が有効なことがあります。
歯科医院で相談する
数日経っても痛みが引かない場合や、日常生活に支障が出るほどの強い痛みを感じるときは、我慢せずに歯科医院で相談しましょう。矯正装置が口内の粘膜に当たっていたり、ワイヤーの力が強すぎたりする場合、調整が必要なこともあります。
自己判断で放置すると悪化する可能性があるため、気になることがあれば早めに連絡することが大切です。専門の視点から適切な対応を受けることで、安心して治療を続けることができます。
まとめ

矯正治療に伴う痛みは、多くの人が経験するものですが、発生のメカニズムやタイミングを理解していれば、過度に不安を感じる必要はありません。歯が動く過程で起こる痛みは自然なものであり、正しいケアをすれば無理なく乗り越えられるものです。
特に、食事の工夫や市販薬の活用、冷却などの日常的な対処法を知っておくことは、矯正期間を快適に過ごすための大きな助けとなります。また、自己判断では難しい症状や強い痛みが出た場合は、早めに歯科医院で診てもらうことで、治療の遅延やトラブルを防ぐことができます。
矯正治療を検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One’s歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
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