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歯のコラム

ワイヤー矯正中に口内炎ができたらどうしたらいい?原因と対処法


こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One’s歯科クリニック」です。

ワイヤー矯正中の女性の口元

ワイヤー矯正中は、装置の金属やワイヤーが口内の粘膜に触れ、口内炎ができやすくなります。口内炎ができると痛みや違和感が生じて食事や会話に支障をきたすこともあるでしょう。

ただでさえ矯正による圧迫や刺激で敏感になっている状態に加え、ストレスや栄養不足が重なると炎症が悪化することもあるため注意が必要です。

この記事では、ワイヤー矯正中に口内炎ができる原因や、日常生活でできる予防法、口内炎ができた場合の具体的な対処法について詳しく解説します。

口内炎とは

口内炎の症例

口内炎とは、口の中や唇、舌、歯茎などにできる粘膜の炎症性の病変のことです。見た目は白っぽいものが多く、周囲が赤く炎症を起こしているのが特徴です。

触れると痛みが強く出ることがあり、食事や会話に支障をきたす方も少なくありません。

ワイヤー矯正中に口内炎ができる原因

ワイヤー矯正中に口内炎ができる原因を考えるイメージ

ワイヤー矯正を行っていると、装置が粘膜に当たったり、口の中が乾燥しやすくなったりすることで、口内炎ができやすくなるといわれています。特に、治療開始直後や調整後のタイミングで痛みが出やすいです。

ここでは、ワイヤー矯正中に口内炎ができる原因について解説します。

矯正装置による刺激

ブラケットやワイヤーなどが粘膜にあたり、刺激を与えることがあります。特に、ワイヤーの調整が不適切だったり、装置が外れている部分があったりすると、装置が粘膜に触れやすくなって口内炎の原因になり得ます。

ストレスや疲れ

生活の中で溜まったストレスや睡眠不足なども、口内炎のリスクを高める要因です。日常的なストレスが溜まると、体の免疫力が低下し、普段は問題にならない細菌や刺激に対しても口内炎ができやすくなるのです。

ただでさえ、ワイヤー矯正治療中は、口内に装置があることでストレスを感じやすいです。ストレスが口腔内の状態に影響することを意識し、ストレス管理や生活習慣の見直しを心がけましょう。

栄養不足や免疫力の低下

体調や食生活も、口内炎の発症に影響します。ビタミンB群や鉄分、たんぱく質が不足すると、粘膜の抵抗力が弱まり細菌に対する防御力が落ちます。また、疲労やストレスが溜まっていると免疫力が下がり、口内炎ができやすくなるでしょう。

そのため、矯正中は栄養バランスの良い食事を心がけ、体調を整えることも大切です。

ワイヤー矯正中にできた口内炎への対処法

ワイヤー矯正中に口内炎ができ歯科医院を受診する女性

ワイヤー矯正中の口内炎は、不快な痛みを伴い、食事や会話に支障をきたすことがあります。生活への影響が大きくなると、矯正治療を続けるモチベーションが低下する恐れもあるでしょう。そのため、早めに対処することが重要です。

ここでは、ワイヤー矯正治療中に口内炎ができた場合の対処法をご紹介します。

矯正装置による刺激を緩和する

口内炎ができた際は、ワイヤーやブラケットで炎症部分を刺激しないようにすることが大切です。装置が粘膜に触れて痛む場合は、歯科用ワックスを使用して保護しましょう。

口内を清潔に保つ

口内炎ができたら、まずは清潔な状態を保つことが重要です。炎症部分に細菌が付着すると症状が悪化することがあるため、丁寧な歯磨きと口腔ケアが欠かせません。患部を避けるように優しくブラッシングを行い、歯ブラシの硬さにも注意しましょう。

食事に気を付ける

硬くて刺激が強い食べ物は避けましょう。特に、せんべい、ナッツ類などは、患部に強い刺激を与える恐れがあります。また、辛い料理や酸っぱいフルーツなども、炎症を悪化させる原因になるでしょう。柔らかく、刺激の少ない食事を摂ることを心がけることが大切です。

体調管理をしっかりとする

免疫力が落ちていると、口内炎ができやすくなります。疲れやストレスの影響で口内炎が長引くこともあるため、栄養のある食事をとり、睡眠や休養をしっかりと取りましょう。

医療機関を受診する

口内炎の中には、単なる擦り傷や炎症ではなく、ウイルス性のものや再発を繰り返すものも存在します。1週間ほど経っても症状が落ち着いてこない場合や、痛みが強くなる場合などは、早めに歯科医院を受診して相談しましょう。

歯科医院では、矯正装置を適切に調整したり、専門的な処置を受けたりすることができます。炎症を悪化させる原因を取り除くことが可能です。また、医療機関で処方される軟膏や痛み止めを活用すれば、無理なく矯正治療を続けられるでしょう。

口内炎ができるのを予防するためには

口内炎ができるのを予防するために丁寧に口腔ケアをする女性

上述したとおり、ワイヤー矯正中はふだんよりも口内炎のリスクが高まると言えます。ここからは、矯正治療中の口内炎を予防するための方法について解説します。

口内を清潔に保つ

まず基本となるのは、毎日の口腔ケアを丁寧に行うことです。ワイヤー矯正中は歯磨きが難しくなりがちですが、磨き残しがあると食べかすが長時間歯の間に残り、細菌が繁殖しやすくなります。これが、炎症や口内炎の直接的な原因になります。

歯ブラシを歯列や装置の状態に合わせて選び、丁寧に磨くように意識しましょう。歯ブラシだけでなく、タフトブラシや歯間ブラシなども積極的に活用すると、効果的に汚れを除去できます。

栄養をしっかりととる

ビタミンCやビタミンB群は、口内の環境を整え、粘膜の回復を助ける役割があります。カルシウムや鉄分も、粘膜の健康維持に寄与します。野菜や果物、魚介類、豆製品など、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

ただし、矯正治療中は歯周組織が敏感になっていることが多いです。硬いものを噛むと痛みが出ることもあるので、硬い野菜やお肉などは、柔らかく煮込んだり小さく切ってから食べたりすると良いでしょう。

ストレスや疲れを溜めない

ストレスや疲れが溜まると、身体の免疫力が低下します。免疫力が低下すると、普段は問題にならないような細菌が口腔内で異常繁殖して、口内炎が発生することもあるでしょう。

そのため、身体の免疫力を下げないための工夫も必要です。趣味の時間を設けてリラックスする、適度な運動を取り入れる、睡眠時間をしっかり確保するなど、ストレスや疲れがたまらないような生活を心がけましょう。

定期的に歯科検診を受ける

歯科医院での定期的な検診は、矯正治療の経過を確認するだけでなく、口内炎の予防にもつながります。歯科医師は矯正装置の状態や歯ぐきの炎症などをチェックし、早めに問題を発見して対処できます。

特に、ワイヤーやブラケットが口腔粘膜に当たっていないかを確認してもらい、必要であれば微調整を行ってもらうことで、物理的な刺激の発生を未然に防げるでしょう。

さらに、歯科衛生士による専門的なクリーニングも口内炎予防に大きな効果を発揮します。日常的なケアでは取りきれない汚れやプラークがあるので、プロによるクリーニングを受ければ、細菌の繁殖を防ぎ口内環境の悪化を抑えられます。

ワイヤーの調整のために月に1回程度の頻度で受診する必要がありますが、スケジュールを守って通院するようにしましょう。

まとめ

口内炎を予防しながら順調にワイヤー矯正を進める女性

ワイヤー矯正中にできる口内炎は、装置による物理的刺激や栄養不足、免疫力の低下などさまざまな要因で発生します。痛みや不快感でストレスを感じる方も多いでしょう。

しかし、適切な対処法や予防策を知っていれば、症状を軽減し、快適に治療を続けられます。特に、装置による刺激を和らげる工夫や、栄養バランスの取れた食事、ストレス管理などを意識することが重要です。また、口内炎ができた際には市販薬で対応するだけでなく、早めに歯科医院を受診して相談しましょう。

ワイヤー矯正を検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One’s歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

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