子どもの虫歯を治療する方法と費用!治療を受けるときの注意点も
こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One’s歯科クリニック」です。
子どもが虫歯になったと気づいたとき、どのように治療するのか、費用はどれくらいかかるのかと不安に感じる方が多いのではないでしょうか。子どもの虫歯は大人の虫歯とは違う特徴があるため、正しい知識を身につけて適切に対処しましょう。
この記事では、子どもの虫歯の特徴や治療方法、治療にかかる費用、さらに治療を受ける際の注意点についてわかりやすく解説します。
子どもの虫歯の特徴

子どもの虫歯は大人の虫歯と比べて進行が早く、症状の現れ方も異なることが多いです。特に注意が必要な子どもの虫歯の特徴について、詳しく見ていきましょう。
急速に進行する
子どもの虫歯は、急速に進行する点が大きな特徴です。乳歯のエナメル質は永久歯のエナメル質のおよそ半分の厚さしかなく、とても柔らかい構造をしています。そのため、虫歯菌が出す酸によるダメージを受けやすく、進行しやすいのです。
虫歯が神経に達すると急激に痛みが生じることがあり、夜間に激しい痛みを訴えるケースも少なくありません。
発見しづらい
子どもの虫歯は、初期段階では痛みがほとんどないことが多いため、気づかないうちに進行しているケースが少なくありません。また、子どもは虫歯の痛みや不快感を正確に言葉で表現することが難しい場合があります。
特に3〜5歳くらいの子どもでは虫歯を自覚することは難しいでしょう。保護者が虫歯に気づいたときには、すでに大きく進行していることもあります。
治療が難しい場合がある
小さなお子さまの場合、歯科治療が難しい可能性があります。椅子に長時間座っていることができなかったり、口を開けたままいることができなかったりします。また、歯科治療への恐怖心が強く、治療を拒否するお子さまも少なくありません。
そのため、大がかりな治療が必要ないように早期に発見して対応することが非常に重要です。虫歯になる前に予防できるのが理想といえるでしょう。
子どもの虫歯を治療する方法
子どもの虫歯治療の方法は、虫歯の進行度によって異なります。早期に治療を行えば簡単な処置で済みますが、虫歯が進行すると治療内容が複雑になり、通院回数、費用ともに増えるため注意が必要です。
以下では、お子さまの虫歯を治療する方法を紹介していきます。
フッ素塗布
初期の虫歯に対しては、歯を削らずにフッ素を塗布する方法で様子を見ることが多いです。フッ素には歯の再石灰化を促す効果があり、ごく初期の虫歯であればフッ素で自然修復を促して改善できる可能性があります。
歯を削るなど、恐怖を感じやすい処置ではないため、お子さまにも実施しやすい治療です。
詰め物や被せ物による治療
虫歯が進行してフッ素塗布などでは改善が見込めない場合、虫歯部分を削り取って治療します。歯を削った場合は、詰め物や被せ物による補修も必要になります。
根管治療
歯の神経まで虫歯が進行した場合、根管治療を行います。歯の内部にある神経や血管を取り除き、内部を消毒・洗浄したうえで、薬剤を詰めてから被せ物をする治療です。
痛みが出てから治療を受ける場合、治療期間が長くなったり回数がかさんだりすることがあります。歯の状態によって異なりますが、根管治療には3〜5回程度の通院が必要になるケースが多いでしょう。
お子さまの負担を考えると、根管治療が必要になる前に治療を受けることが望ましいといえます。
抜歯
虫歯が非常に進行している場合や、歯の根に感染が広がっている場合、他の治療では改善が見込めない場合には、抜歯することもあります。基本的には歯を残せるよう治療を検討しますが、難しい場合は抜歯を選択します。
ただし、乳歯は永久歯が生えてくるスペースを確保する役割を持っているため、早期に乳歯が失われると歯並びが乱れる可能性があります。乳歯がなくなって生まれた隙間に隣接する歯が移動したり倒れ込んだりして、永久歯が生えるスペースが奪われるためです。
そのため、保隙装置(ほげきそうち)を使用するケースが多いでしょう。永久歯が生えてくるまでの間、装置を使用して永久歯のためのスペースを維持します。
子どもの虫歯を治療する場合にかかる費用

子どもの虫歯治療にかかる費用は、虫歯の進行度や治療方法によって異なります。乳歯は永久歯に比べて虫歯の進行が早いため、治療のタイミングによって費用にも大きな差が出ることを理解しておきましょう。
以下では、主な治療方法とその費用の目安を紹介します。
初期の虫歯の治療にかかる費用
初期の虫歯に対する治療として、フッ素塗布やシーラント処置が選択されることがあります。シーラントは、奥歯の溝を特殊な樹脂で埋めて、汚れが留まりにくくする処置です。
保険が適用される場合、どちらも500円から2,000円程度で受けられるでしょう。
進行した虫歯の治療にかかる費用
虫歯が進み、根管治療が必要になった場合、費用は3,000円〜1万5,000円程度となります。根管治療を行った後は被せ物によって歯を補う必要がありますが、被せ物の素材によっては2万円以上かかることもあります。
審美性や耐久性が高い素材を使用すると自由診療となり、費用が高くなりやすいです。
重度の虫歯にかかる費用
虫歯が重度に進行して抜歯をする場合、3,000円から1万円程度の費用がかかるでしょう。その後、失った歯を補うための治療(入れ歯やブリッジ)が必要になり、その費用もかかります。
保険適用の治療では、入れ歯の場合は5,000円〜1万5,000円程度、ブリッジは1万円〜3万円程度が目安です。構造や素材を自由に選択したい場合は自由診療になり、費用の負担は増加します。
治療を受けるときの注意点
お子さまに治療を受けてもらう際には、いくつか注意すべきことがあります。以下の点に気をつけましょう。
お子さまの状態に配慮する
治療を受けるお子さまの精神的な状態や身体的な状態によって、治療内容や方法が変わる場合があります。特に、緊張しやすい子供や歯科医院が苦手なお子さまの場合は、事前の説明や準備が非常に重要になるでしょう。
治療前に説明しておく、歯科医院の動画を見せてみるなど、恐怖心を和らげられるよう工夫してあげましょう。治療当日も、お子さまの状態に応じて柔軟に対応する必要があります。
無理に治療を進めない
子どもが歯科治療を恐れる原因の一つが、押さえつけられて無理に治療をされるという恐怖体験です。小さなうちから無理やり治療をすると、歯科医院は痛い場所というイメージが固定され、のちに治療を拒否する原因になる可能性もあるでしょう。
計画に沿って治療を進められるのが理想ではありますが、子どもが怖がって泣いたりする場合は、歯医者という場所に慣れることから始めてあげましょう。
保護者がスケジュールを管理する
お子さまが受診のスケジュールを管理するのは困難です。そのため、保護者の方も歯科医師と連携しながら、スケジュールを管理したりお子さまのサポートをしてあげたりしましょう。
特に、根管治療を実施する場合は、定期的に通院することが非常に重要です。通院間隔が広がりすぎると、感染が広がってしまう可能性があります。
虫歯の再発を防ぐためにも、治療をスムーズに進めるためにも、指示された間隔で受診しましょう。
まとめ

子どもの虫歯治療は、虫歯の進行度や年齢によって大きく異なります。初期虫歯であればフッ素塗布や経過観察で対応できる場合もありますが、進行すると神経の処置や被せ物が必要になることもあります。
また、治療にかかる費用も治療内容によって幅があります。初期段階での対応が最も費用を抑えられるので、定期的な歯科検診が大切です。高額な費用がかからないよう、早期発見・早期治療を心掛け、子どもの歯を健康に保っていきましょう。
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